釧路算数数学教育研究会(釧数教)

「考えることが楽しい」算数・数学の授業を日常化するために、日常的に活動を行っている会です。

TEL.0154-91-6857

〒085-0805 釧路市桜ヶ岡7丁目12番2号(北海道教育大学附属釧路義務教育学校内)

活動報告

釧路算数数学教育研究会の活動報告です。

活動報告

ご参加ありがとうございました。~第2回小学校部会学習会&中学校部会ビデオ検討会~

8月26日(土)に、今年度2回目の小学校部会学習会を実施しました。
内容は、昭和小学校の武田先生の授業と清明小学校の高木先生の授業に関する指導案検討でした。

様々な視点のもと、指導案検討を行うことができ、参加者からもたくさんの学びがあった1時間となりましたとのご感想を頂きました。

また、9月9日(土)に、中学校部会の学習会として授業交流会を行いました。
こちらの内容については、
 ①浜中中学校の関川先生による「2次方程式の利用」のビデオ授業交流
 ②桜が丘中学校の高木先生の全道研究発表の中間発表
の2つでした。

2次方程式の利用の授業では、問題や生徒の考えの扱い方について、目標と課題とまとめのつながりについてなど様々な点について協議を行い、
研究発表については、今後の研究に向けての方向性や課題について再確認することができました。

小・中どちらの学習会も日常の授業改善につなげることができる学びの多い会となりました。
今後も様々な学習会を予定しておりますので、ぜひご参加ください。
申し込みや詳細については、「研究案内」に載せていますが、飛び入りでの参加も大歓迎です♪

日数教全国大会にて研究発表をさせていただきました!

 8月7日から10日かけてオンラインで開催されました、「第105回全国算数・数学教育研究(青森)大会」にて、本研究会から研究発表をさせていただきました。

 昨年度から、釧路算数数学教育研究会の中学校部会の部員一同で研究及び準備を進めてきました。

 釧数教からは以下の3つを提案させていただきました。

 ①「発展的な学習を取り入れた指導の勘所 ~2つの正三角形の性質の授業を通して~」
   大内拓哉(春採中)・高木優人(桜が丘中) 他7名

 ②「円周角の定理の授業における数学的活動の充実」
   松永悠佑(附属義務教育学校後期課程)・山口県・旭川市の先生との共同発表

 ③「連立方程式の利用(割合)を指導する際の勘所」
   藤村弥的(弟子屈中)・山口県・旭川市の先生との共同発表

 発表まで多くの先生方からご意見やご助言を頂きました。本研究に関わりましたすべての方々へ感謝申し上げます。今後も研究発表及び授業実践交流を通して、釧路の数学を盛り上げていきたいと思います!

【4地区合同学習会】鈴木先生代案発表お疲れ様でした。

 7月15日(土)に、第10回目となる4地区合同数学教育オンライン学習会を行いました。今回からは、「おかやま数学教育学習会」ともタイアップということで、更に数学教育の輪が広がってまいりました。

 今回、釧路からは旭川の第3学年の「平方根の導入」の授業に対しての代案発表という形での参加でした。釧路代表として、釧路市立桜が丘中学校の鈴木先生が発表してくださいました。

 提示する問題を工夫したり、生徒の活動にスプレッドシートを活用したりと改善点を折り込みながら、授業実践を通して発表していました。

 今回の学習会も多くのことを学ぶことができました。釧路代表として発表してくださった鈴木先生ありがとうございました。

 次回の計画も進んでおりますので、ぜひご参加よろしくお願いします。また、釧路の方で「代案発表してみたい!」「代案の検討会に参加してみたい!」などありましたら、気軽に釧数教の事務局までご連絡ください。

令和5年度 定期総会&講演会

令和5年度の釧路算数数学教育研究会の活動を始めるにあたって
定期総会及び講演会を実施しました。

濱田会長よりご挨拶を頂き、昨年度の活動報告や新年度の活動計画について報告させていただきました。

また、定期総会後は、北海道教育大学釧路校の早勢教授を講師として講演会も行いました。

この定期総会・講演会を皮切りに、算数数学教育を盛り上げるべく多くの学習会を進めていきたいと考えておりますので、今年度もご参加の程よろしくお願いします。

今年度最後の授業研究会終了!

 皆さんのこんにちは、釧数教広報部です。
今年度も終わりが近づいてきていますが、釧数教はまだまだ頑張っていきます!
ということで、先日3月20日(月)に今年度最後の授業研究会を行いました。

 今回は、北海道教育大学附属釧路義務教育学校後期課程の赤本純基先生が授業公開をしてくださいました。内容は、中学校2年生の「平行四辺形になるための条件の利用」の部分であり、平行四辺形になるための条件を用いた証明の授業でした。

 問題の提示方法から生徒への関わり方や問い返しの手法など、授業を通して学ぶことが多く、大変貴重な時間を過ごすことができました。

 授業後には、標茶中学校の佐々木教諭の司会のもと、事後検討会も実施しました。
事後検討会についても、多くの先生方に参加していただき、活発な意見交流を行うことができました。平行四辺形になるための条件と性質の扱いについてや、課題提示後の授業の進め方等について、検討を行いました。最後に、北海道教育大学釧路校の早勢教授よりご助言をいただき、今年度最後の授業研究会を終えました。

 今年度の研究会に関わって、多くの方のご参加ありがとうございました。授業を構想していくなかでの視点を身につけることができる場であると思っておりますので、次年度も研究会へのご参加をお待ちしております。

令和4年度 釧数教 「ご勇退の夕べ」

3月4日(土)に北海道教育大学釧路校にて、令和4年度釧数教「ご勇退の夕べ」を行いました。
この度、長きにわたって釧路管内の算数・数学教育の発展にご尽力をいただきました
岩崎等校長(青陵中学校)、本川敬一校長(幣舞中学校)、水上俊司校長(北中学校)の3名の校長先生がご勇退されます。

ご勇退の会の中で、3名の校長先生方から、ご講演をいただきました。

岩崎校長からは、現場の教員が生徒を前に授業をする際に大切にしてほしいこととして、「言葉」と「場面」の大切さについてご講演くださいました。

本川校長からは、教員が算数・数学の授業改善を進めていくにあたって、「教材研究」も大事であるが、「授業技術」の向上も併せて大切であるとご講演くださいました。

水上校長からは、「エレガントに解きなさい」という問題を紹介しながら、数学という学問について、再度考えさせられるご講演をしていただきました。

その後、感謝の意を込め花束を贈呈して「ご勇退の夕べ」とさせていただきました。
3名の先生方のご講演については、大変勉強させられるものであり、
今後の算数・数学教育をより一層盛り上げていこうという気持ちになる素晴らしい会になりました。
3名の校長先生方本当にありがとうございました。

令和4年度 冬期研修会終了!

皆さんこんにちは 釧数教広報部です。

2月18日(土)に令和4年度冬期研修会を行いました。

 冬期研修会ということで、小学校部会・中学校部会それぞれから1つずつ授業を提案し、事後検討をしていくという形で行いました。
 最初は小学校部会からということで、山崎先生(芦野小)が「小学5年 多角形と円をくわしく調べよう」の単元から直径と円周の関係性についての授業提案でした。

 正多角形による近似についてや円に内接・外接する図の提示について等多くのご意見を頂きながら、熱い議論を交わしておりました。

 その後、中学校部会からの提案ということで、下山先生(大楽毛中)が「中学2年 平行四辺形の性質を使った証明」の授業ビデオをもとに交流を行いました。

 事後検討では、導入の扱い方や条件から図を書かせることについて等の話が出てきました。また、現場の先生だけでなく、教育大学の学生さんからも意見が飛び交い、多くのことを学べる機会になっていました。

 2つの授業及び事後検討に対するご助言ということで、早勢教授(北海道教育大学釧路校)からお話を頂きました。また、最後には、本研究会会長の濱田校長(昆布森中)から、挨拶を頂き、今年度の冬期研修会を終えました。

 今回の冬期研修会では、小中両方からの提案ということもあり、多くの先生方がご参加してくださいました。次の研究会についても、参加者を募集しておりますので、参加の程よろしくお願いいたします。
 なお、今回提案していただいた授業の指導案を掲載しておきますので、各学校で次年度からの授業にお役立てください。

1月 算数・数学科「授業研究会」終了 

皆さんこんにちは、釧数教の広報部です。

1月17日(火)に北海道教育大学附属釧路義務教育学校にて、
「授業研究会」を行いました。

前期課程(小学校)からは、髙瀬主幹教諭が、「小学4年 小数のかけ算とわり算」を
後期課程(中学校)からは、赤本教諭が、「中学2年 2つの正三角形の性質」の
授業を公開してくださいました。

今回の学習会では、山梨大学の清水宏幸教授、文部科学省の水谷尚人調査官、笠井健一調査官に
お越しいただき、助言者を務めていただきました。ありがとうございました。

また、釧路新聞にも、今回の学習会の様子を取り上げていただきました。

今年も釧路の算数・数学教育をどんどん盛り上げていきたいと
思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

第9回 釧路・山口・旭川 数学教育オンライン学習会 終了!

皆さんこんにちは、釧数教の広報部です。
今年初の学習会は、第9回目を迎えることができました、
釧路・山口・旭川数学教育オンライン学習会でした。

山口からは、授業提案ということで、附属山口中学校の篠原先生が、
代案発表ということで、旭川から、永山南中学校の青木先生が、
釧路からは桜が丘中学校の松永先生が発表してくださいました。

内容については、「円周角の定理の導入」ということで、
帰納的に見いだした後の定理の説明までをどのように進めていくか議論することができました。

今回も多くの先生からご意見やご質問を頂きながら、
進めることができました。
今後もこの会は継続していく予定ですので、
ぜひ次回も皆さんご参加ください!

赤本教諭「第15回算数/数学・授業の達人大賞」最優秀賞受賞

お世話になっております。釧路算数数学教育研究会です。

本会に所属されている,赤本純基先生(北海道教育大学附属義務教育学校後期課程)が、東京理科大学 教育支援機構 理数教育研究センターが主催しております「第15回算数/数学 授業の達人大賞」において、最優秀賞を受賞されました。

「授業の達人大賞」は、2008年度から開催されており、全国の小学校・中学校・高等学校において、意欲的な実践・研究や創意あふれる指導により、優れた授業を実践した算数・数学科の教員を表彰しております。

赤本先生が受賞された授業題名は、動画(『NHK Eテレ アクティブ10マスと!放送リスト「1次関数」の活用』)を用いた授業

赤本先生は、次のようにお話されておりました。

『釧路算数数学教育研究会で学ばせていただいたことをもとに授業実践することで受賞することができました。会で単元や授業づくりを一緒に取り組んでくださった40名の先生方に、特に感謝しております。先日の全道研の元数学科教科調査官の永田潤一郎先生のご講演内容を拝聴し、北教大釧路校の早勢裕明先生が会でお話ししていることの重要性を再確認いたしました。永田先生、早勢先生がお話ししていたことを、全ての算数・数学の先生方が日常授業で体現できるかどうかが、「釧路の全ての子供に考える楽しさを届けるために」重要なことと受け止めています。今後ともよろしくお願いいたします。』

私は、このような授業が自分でも実践できるように、常に学び続ける姿勢が重要であると感じております。

今後も釧路算数数学教育研究会では、『日常の授業を充実させるための活動』を推進してまいります。みなさん、釧路の子どもたちのために、算数・数学教育について、一緒に学び、高めていきませんか?ぜひとも、多くの方々に、今後予定しております学習会等に、ご参加いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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